オーディオラック・スパイク受け・オーディオケーブル・レコードクリーナー・レコード内袋

開発ストーリー

Andante Largo オーディオラック誕生ヒストリー

オーディオラック開発経緯

私は40年来、音楽とオーディオの虜となってきました。それゆえに自分で何かオーディオの為になるものを、貢献できるものを作りたい、という思いでこのテーブルの開発に着手いたしました。実際にはかなり以前にも一度、色々な材料や楽器の木材などでアナログプレヤー用のテーブルを試作したことがあります。その時の設計コンセプトは、

1) 本体の固有振動を音に有害な低い共振点から離す(=高い共振点=軽量化)。

2) 床振動の遮断とガタのない設置のために高さ調整のできるスパイク脚を持つ。

3) 必要の範囲内で最小限のサイズとする。

4) 本体には出来るだけ非磁性体の素材を使用する。

ただし、この試作品は残念ながら、どれも満足のいくものではありませんでした。普通に重くて「しっかり」としたラックは物量を投じれば誰にでも簡単に作れます。(もちろん市場では相当重くても、まだ不安定な組立式ラックが多数見られますが。)軽量で「しっかり」としたラックを作るのは大変、難しいことだったからです。

再思考

もう一度、自分なりに理想のテーブル(ラック、プレヤー台)を再思考するにあたり、これまでの経験と反省を踏まえて得た結論は、以前の試作品のいずれもが軽量化したことが原因で構成素材、特にコーナー部分が決定的に強度不足であったということです。今回のリジッドテーブル(リジッドタワー・シリーズを含む)では初期の設計コンセプトを踏襲しながらもこの反省点に留意し、下記の様な仕様といたしました。

1)コーナージョイント部は強度をゆるぎないものとするため、高密度のアルミダイキャスト・モールドを金型からおこし、精密に旋盤加工して接着組立の強度も確保する。

2)フレーム部はチタンまたはアルミ合金のパイプをコーナージョイントと同様、接合強度を高めるための精密切削を施す。

3)上記を基本素材の接合はすべてに高価な高性能・構造用接着剤を使用して組み上げる。(例:高性能スポーツカー、レイシングカーのボディ接合等に採用)

研究と試行錯誤

商品化するにあたっては本当の意味で硬度が高すぎてもいろいろな問題を発生します。四季を通じての温度変化による膨張と収縮、金属フレームと木製天板、色々なシチュエーションでの使用、過酷な取扱いや大きな衝撃に対する強い耐久性も不可欠なものです。闇雲に強度を上げるのであれば簡単ですがその辺の性能上、相反するファクターを同時に満足させる最良のコンプロマイズド・ポイントを決めることが難しいのです。

また軽量化と高剛性に伴う金属的な共鳴や響きをいかに抑えるかと言う点も非常に難しい課題でした。金属フレーム製と聞いただけでそのイメージは硬い音、音がキンキンする、金属的な色付けがするのではないかと思われてもやむを得ません。これは決して先入観ではなく通常は充分にあり得ることだからです。普通ならばずっと尾を引くように共鳴し続けてしまう金属フレームを如何に静かに、あえて言えば抑制の効いた強度の高い木工品のようなものに出来るか?開発を進めれば進めるほどに難門がいくつも立ちはだかりました。

RigidSeries完成

当初の構想から20数年、ようやく完成したテーブルは「リジッドテーブル」、多段ラックは「リジッドタワー」と命名されました。それは非常に軽量に仕上げられたにもかかわらず、極めて「頑強で安定性の高いテーブル」として完成したからです。

アンダンテラルゴのリジッドテーブルは音楽再生、オーディオやビジュアルの極限的な再生を追求する方々の為だけに開発されました。再生音にマイナスとなる機能は出来るだけ排除し、音質的に可能な限りの性能を追求した結果、一般のラックのような安易な便利さ、普及性、流通性など商業的な観点からつくられるものとは大きく異なる製品となりました。そして音の良いラックとして高い評価いただきました。

完成したリジッドテーブルは詳細をご存じない方が触られますとそのわずかな響きでは、どなたも金属製フレームとは気がつかないほど静かなラックとなります。リジッドテーブルの価値観を理解していただくには何よりも一度、お試しいただくことです。色々な製品、たとえばアナログプレヤー、CD、DVD、BDプレヤー、DA、プリ、パワーまた真空管アンプ等でもぜひお試しください。当社でも開発においては初めにCDプレヤーでテストし、その後にアナログプレヤーで再確認することがよくありました。

リジッドテーブル、タワーによる音質的な効果はCDでもLPでも変わりません。むしろ、DVDやCDプレヤーのほうがより効果的かもしれません。なぜなら、DVDやCDプレヤーはスピーカーからのハウリングの影響をより多く受けている可能性があるからです。それはアナログプレヤーほどに充分なサスペンション設計がされていないからです。

最後に

音質のみを追求した世界に類のないオーディオラック、それがアンダンテラルゴのリジッドテーブルです。すでに優れたハイファイ装置、ビジュアル機器を導入されている方々、これから本格的にハイエンドの再生機器を揃えていこうとする方々に是非、お薦めしたいテーブル、ラックです。

アンダンテラルゴ株式会社 代表取締役 鈴 木 良

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