ハンルの驚くべき洗浄効果

レコードカートリッジ

レコードの音溝に秘められた塵芥は天空の星の数ほどに付着しています。この塵は一般の擦り付けるようなレコードクリーニング・ブラシでは絶対に取れません。肉眼ではきれいに見えるレコードもミクロンのダイアモンド針の先端にとっては、まさに高速道路上に大小の岩がごろごろ転がっているかの様です。

デジタル顕微鏡によるレコード表面の拡大写真。一般レコードクリーナでは大きなホコリや毛羽しか取れません。微粒な塵芥は音溝深くに潜み癒着しています。これが音楽性や音質の劣化原因となります。また、大切なレコードやカートリッジの寿命を大きく損なう原因ともなります。

※撮影協力:KSP高度計測センター


カートリッジ

新品カートリッジの磁気回路

磁気回路の奥にMCコイルがきれいに見えます。この状態が保てれば針先の本当の寿命が尽きるまで、MCカートリッジ本来の美しい音と音楽性が堪能できるでしょう。


同型式カートリッジ(使用2年後)

清潔なオーディオルームで一般のレコードブラシを使い演奏の都度、こまめにレコードクリーニングしてきた方のカートリッジ。敏感な針先や発電コイルが塵芥に隠れて見えません。見た目にきれいなレコードも実は塵芥に侵されています。



レコード表面1

洗浄する前のレコード表面
一般的な湿式フェルト・レコードクリーナーやガーゼで永年、クリーニングしてきたレコードです


洗浄した直後のレコード表面
Hannlで洗浄した直後のレコード表面です。
永年の演奏により溝は少し傷んでいますが、音質は十分なレベルへと復活しました。



レコード表面2

洗浄する前のレコード表面
上記と撮影方法を変更した写真です


洗浄した直後のレコード表面
上記と撮影方法を変更した写真です


定期的な使用により得られる主な効果

  • 悪質なクリーニング液で汚染されたレコードでもかなり復活させることが出来ます。
    (レコードの状況により異なります。)

  • レコードプレーヤーの再生に悪影響の多いダストカバーを演奏中にはずしても、定期的にレコードをクリーニングすることで、ごみによるトレース弊害がほとんど起きません。
    (これは永年、愛用のLinn Sondek LP12で聴くときにも大変大きなメリットでした。ほとんどのレコードプレヤーでも同様にカートリッジやトーンアームの頭上、僅か数十ミリのところにカバーの天板部分があり、音楽とともに大きく振幅をしています。)

  • レコード演奏は何時も毛ボコリや塵が気になるものです。安心して最後まで音楽に集中できないことが多々あります。このレコード・クリーナで定期的にクリーニングしていれば、「レコードは絶対に最内周までごみに邪魔されず、最後まで音楽に没頭できる。」という安心感と自信が得られます。
    (これが実は最も大きな音楽的メリットです。)

  • 空気中には恐ろしいほどの磁性、非磁性のごみが浮遊しています。その数多のごみが避けがたい静電気の力でレコード面に吸着され、結果としてレコード自身の汚れによる音質劣化だけでなく、音のかなめであるMCカートリッジの超精密な発電コイルと磁気回路をも被うようにビッシリと付着してしまい、音質をひどく濁らせる原因となります。また、大切なカートリッジの寿命を短くしてしまう最も大きな原因もこの音溝のごみです。ハンル・レコードクリーナで日ごろからレコードのメインテナンスを心がけていただければこのような問題も避けられます。

新品の針の音の素晴らしさ、すがすがしさや清らかさはMCコイルがまったくクリーンな状態の時ならではのものです。素晴らしい音質を末永く、安心して楽しんでいただく為にハンル・レコードクリーナをご利用いただければ幸いです。


レコードのノイズと要因について

レコードのノイズは多少に関わらず気になるものです。ハンル吸引式レコードクリーナーはその悩みを出来るだけ解消するように設計されています。 ただし、残念ながら一部のレコードは如何に入念に洗浄しても、パチ・プチというノイズが完全には取り切れないことがあります。以下をご覧頂き参考にして頂ければ幸いです。


レコードのノイズには下記のような要因があります

  • 吸着した大気中の微粉塵(主にイオンや静電気の力で吸着した非磁性や磁性の粉塵)
  • 以前に塗布し残留、乾燥したレコードクリーニング液の堆積と汚れ
  • プレス時に塗布される離型剤と化学変化し硬化した残留物(特に外周1~2cm)
  • 表面のカビ。根の深いカビ
  • レコード面に刻まれたキズやレコード盤の材料に混入した不純物

ハンルで出来ること、出来ないこと(上記の項目について)

  • 大部分の粉塵を取り除くことが出来ます。
  • 大部分の汚れを取り除くことが出来ます。
  • 新しいレコードや未開封のレコードではほとんどの場合、離型剤を取り除くことができます。
    ※経年したレコードはその新品時からの保管状態、製造の年代、国やレコード会社によってその離型剤の付着や化学変化の状況が異なります。レコード盤によって離型剤が硬化付着して完全には洗浄できないものがあります。
  • 表面に付着した軽度なカビは殆んど取り除くことができます。
    ※根の深いカビに於いては完全に取り除くことは出来ません。
  • 修復が出来ません。
    ※溶液を塗ってノイズを目立たせぬ方法もありますが、これは繊細な音楽情報を刻んだ音溝をも埋めてしまうことになりかねません。

洗浄におけるアドバイス

一度、洗浄しても思ったほどノイズが取れない場合。ノイズが特にひどい場合は、ローリングブラシによる洗浄に加えて、一連の工程を、時間を開けずに2工程以上、連続して反復洗浄する方法をお薦めします。レコード盤によっては大きく改善されることがあります。

  • 洗浄液の散布
  • ローリングブラシによるブラッシング(両方向を各1分以上)
  • 吸引(両方向を各1~2回転、湿度や洗浄液の散布量によって異なります)

音質と音楽性

音質や再生帯域、音楽性を大きく損なうノイズは、主に連続したノイズ(吸着したミクロンの微粉塵によるノイズ)です。それに対して時々のパチパチというノイズは確かに気になるものではありますが、大きく音質や再生能力を損なうことは有りません。

今日までアナログ再生の限界を造っていたのは他ならぬ、汚れたレコード盤自身です。ハンルはアナログオーディオ装置の再生限界を大きく飛躍させる一役を担います。音楽性の高さに特にこだわる方々にお薦め致します。