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アレイ テクノロジーとは?ノイズ吸収の独自技術、アレイテクノロジーについて

  • CHORD

 コードカンパニーは創業30数年に渡り、様々な最新技術・素材を採用してきました。その中でも特にアレイ テクノロジーは、その効果から同社の多くのケーブルに採用されています。これはどういったものなのでしょうか?

「信号反射」と「アレイテクノロジー」

 オーディオ・ビジュアルシステムにおけるケーブルの役目は、機器間でのロスを生じさせないこと、そして変化を与えないことです。このためには一般的に線材の材質や太さ、抵抗値等のスペックが重要視されていますが、コードカンパニーはさらに重要な問題に注目しました。それが

「信号反射」

です。これは通信の分野では広く認知されている問題ですが、接点などインピーダンス変化の大きい箇所において、情報の一部が元の送られてきた方向へ反射し、ノイズとなってしまう現象です。この反射ノイズをアレイ線という追加配線で吸収・減衰することで伝送の正確化を図る技術が、コードカンパニーのアレイテクノロジーなのです。

3種類のアレイテクノロジー

グレード別に3種類を展開しています。各技術の解説は下記をご覧ください。

  • スーパー アレイ テクノロジー ( 最高峰 )
  • チューンド アレイ テクノロジー ( ミドルクラス )
  • アレイ テクノロジー ( ベーシック )
C-line
( ベーシックな「アレイテクノロジー」)

一般的なケーブル構造と、スーパーアレイテクノロジー

 下記のRCAケーブルの例をご覧ください。

 一般的なケーブルではトランスなどからの低周波 ( ハムノイズ ) による影響を抑えるため、コールド ( XLR等の場合はグラウンド ) を編線状のシールドにしてホット等 ( 信号線 ) を覆う構造となっています。しかしコードカンパニーは、この構造では編線が高周波等のノイズを吸収し、機器へ伝えるアンテナになってしまうと考えました。そこでコールドやグラウンドにもホットと同一の芯線を使用。そして編線を電気的に独立させる ( 信号線に接続しない ) ことで、低周波から高周波まで幅広いノイズから信号線を保護する構造を広く採用しています。(※)

 その構造をベースに、スーパー アレイ テクノロジーでは追加の芯線 ( アレイ線 ) をホット・コールド ( XLR等の場合はグラウンドにも ) それぞれの ( ケーブルにおける ) 出力側の根元に接続し、反対側の端は入力側で接続せずに切り落としております。この線に反射した信号を導いて減衰させることで、本来の音楽・映像情報を守ることができるのです。

 また各アレイ線の太さ・長さは、モデル、RCAやXLR等の各カテゴリー、またホット、コールド等用に全てテストで吟味したものが装着されています。これによってアレイテクノロジーが最大限の効力を発揮するのです。

チューンドアレイ テクノロジー

 アレイ テクノロジーのミドルクラスであるチューンド アレイ テクノロジーでは、一本のアレイ線をコールドに繋げております。このアレイ線の太さ・長さは、モデルおよびRCAやXLR等のカテゴリー等ごとに吟味(チューン)しており、1本でも非常に効率的に作用します。

アレイ テクノロジー

 エピックのRCAやデジタル、その他C-line等には、最もベーシックな「アレイ テクノロジー」が搭載されています。チューンドアレイの様に吟味された長さのアレイ線ではありませんが、コストパフォーマンスとアレイテクノロジーの効果を極めて高次元で両立しています。

※RCAで3m以上の長さをご注文の場合やMMカートリッジ、またトランスに接続して使用される場合等は上記の構造と多少異なります。詳細はお問い合わせください。

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