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ラック類の設計について

アンダンテラルゴのラック類 ( ラック・テーブル・ボード ) は全て、下記のポリシーで設計されています。

① 軽量

 重量級のラックやボードは振動に強い ( 振動しにくい ) と思われがちですが、実際にはスピーカー等からのエネルギーによって必ず振動しています。ラックやボードの重量と搭載機器の重量が合わさり、より低い周波数帯域で共振しているのです。

 そして重量が大きいものは1度振動し始めると、すぐには静止しません。これが精密な機器にとっては非常に大きなストレスとなり、再生音に悪影響を及ぼします。

軽量&高剛性なチタンパイプ

 軽いラックやボードの利点は慣性重量が小さいため、オーディオ・映像環境において難題である振動の減衰が容易になることです。そのため、ラック類は軽量に設計すべきであると考えております。( 写真右上のGT503 Mid の場合、重量は 11.4kg )

例:パイプのジョイント等の超々ジュラルミン製パーツ / チタン製パイプ / 棚板のくり抜き 等 (※)

② 堅牢

 一般的な組み立て式のラックには、拡張性等のメリットがあります。しかしネジを多用した構造体は強度の安定した確保が難しく、揺れやすくなる傾向があります。また長期間使用するうちに振動や湿度、気温の上下等でネジが緩み、これも揺れの原因となります。「軽量」の項目と少し重複しますが、強度不足による振動も機器の動作上、大きな障害となります。

グランタワーのパイプジョイント

 アンダンテラルゴは、拡張性等の使いやすさよりもオーディオ・映像用アクセサリーとしての「本質」を追求。素材や構造を徹底的に吟味し、極めて高強度な設計としています。堅牢でかつそれを半永久的に持続させること・・それは、こだわりの機器の性能とアーティスト達の情熱を末永く、最大限に引き出すために、必要不可欠なのです。

例:パイプのジョイント等の超々ジュラルミン製パーツ / チタン製パイプ / 高強度な構造用接着剤 「3M DP-460」等 (※)

③ コンパクト

 ラックを必要以上に大きくすると重量は増え、強度の確保も難しくなり、結果的に振動に弱くなります。

 必要最小限なサイズに留めることは、軽量・堅牢設計への近道です。そのため、極力無駄を排したシンプル・コンパクトな設計とし、多彩なサイズ展開をご用意しています。

例:装飾を排したシンプルなデザイン / 多彩なサイズ展開 等

リジッドベース使用例

④ 制振

 上記の3項目も制振において不可欠ですが、その他にも様々な技術を盛り込んでいます。軽量・堅牢な構造物ほど高いレベルが要求される「鳴き」のコントロールを、最小限の重量増で実現しています。

例:パイプ内部のシリコン・羊毛・キャンセル ボール / 棚板のくり抜き 等 (※)

パイプ内部の制振

※ ウィーフォークボードとプリモ ボードは構造が一部異なります

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